菓子店舗詳細

店舗情報

元祖いかせんべい すがた

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 本州最東端の町としても知られる宮古市で1881年の創業以来、地元の方たちに親しまれ続けている老舗です。震災により工場・店舗ともに全壊したものの、看板商品のいかせんべいを作る焼成機だけは無事だったこともあり、2011年の5月には営業を再開。震災前に比べて機械設備は整わなくとも、昔ながらの手焼きの手法を用いて変わらぬ味を今日も作り続けています。
業種
和菓子
店舗名
元祖いかせんべい すがた(がんそいかせんべい すがた)[ 有限会社 すがた ]
所在地
〒027-0021岩手県宮古市藤原3-4-11
電話番号
0193-71-2205
ファックス番号
0193-71-2206
販売責任者
菅田 正徳
公式HPなど
ホームページ

商品情報(1)

こだわりの逸品

いかせんべい

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 三陸産の新鮮なスルメイカを原料に使用したイカ形のせんべいです。(10枚入り400円~)1個(本)あたりのお値段:40円(税込)

こだわりの技

P1090160 まずイカの煮出し汁とイカの粉末に、小麦粉を混ぜ合わせ生地を作ります。次に生地をせんべいの大きさに成型し、イカの焼き型で1枚1枚焼いていくのですが、歯ごたえのある食感を出すために空気も水分も絞り出すような感じで作っています。

商品開発ストーリー

 明治2年3月、宮古湾にて新撰組副長・土方歳三をはじめとする旧幕府軍と新政府軍による宮古湾海戦があった際、当時すでに製菓業を営んでいた初代の吉太郎が、このチャンスに何か海産物を利用した珍菓を売り出せないものかと考えたことが始まりです。それでいろいろと思案した結果、特産の乾スルメを製菓加工することに着眼し、乾スルメの煮出し汁で小麦粉・砂糖を固く練り上げ、適度の大きさ・厚さに押し、渡し金にてカキモチ様に焼き上げ売りだしたところ、新政府軍の将兵たちに好評だったことが、いかせんべいのルーツになっています。その後、吉太郎はカキモチ様のいかせんべいを型焼煎餅に改良したなら、もっとスルメの味覚と風味を生かすものになるに違いないと思い、その製法を二代目・吉郎に伝承。さらに三代目・正一によって改良が重ねられ、現在のいかせんべいとなりました。
 また震災後、フジテレビさんからの提案により、人気アニメ“ちびまる子ちゃん”とコラボした「まる子と友蔵のまごいかせんべい」(21枚入り500円~)という姉妹品も発売しました。これは元祖のいかせんべいと比べて薄焼き・ミニサイズのもので、食感も元祖に比べサクサクとやわらかく、甘みの中からほのかに香るイカの味わいをお楽しみいただけます。パッケージは3種類あり、さくらももこさんがわざわざ描き下ろしてくださいました。素材につきましても岩手県産のものにこだわって作っておりますので、県外の方にも今後広くアピールしていきたいと考えています。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 震災のとき私は盛岡に出かけていたのですが、夕方6時ぐらいに宮古に戻ってきたらまわりは水浸しの上、停電で真っ暗になっていました。震災によって工場・店舗ともに全壊し茫然となりましたが、それから1週間後ぐらいに瓦礫のなかからいかせんべいの焼き型を発見しまして、それを見たときに「このまま店をたたむわけにはいかない」と強く思いました。幸いにしていかせんべいを作る焼成機だけは無事だったこともあり、震災の2か月後には営業を再開することができました。とにかくたくさんの方にご支持いただいて再開できたことに感謝しています。
 2013年1月には敷地600坪の新工場も完成しまして、新たなる気持ちでがんばっていきます。新工場では駐車場はもとよりいかせんべい作りの体験コーナーも設けておりますので、県内・県外を問わず多くのお客さまにお越しいただき、これまで以上にいかせんべいに親しんでいただけたらと考えています。また、いかせんべいは日本各地で作られているお菓子でもありますので、全国のいかせんべいを集めた「I-1(アイワン)グランプリ」を開催したいなどということも将来的な夢のひとつです。

お客様からの声(評価)

 震災前は圧倒的に地元のお客さまが多かったのですが、震災後はテレビで見ましたという方や、ボランティアの方がお土産で買ってきたのを食べてというお客さまが増えました。あとはたとえば奥さんが宮古出身ですとか、親が宮古出身なので食べてみたくなったということで注文されてくる方もいらっしゃいます。多くの方にご贔屓にされているのは本当にありがたいことなのですが、なにぶん手作業のため震災前と比べると60%ぐらいの生産量となっていることから、県外からの注文には応じてはいるものの発送までにはちょっとお時間を頂戴しているのが現状です。震災の時はストックしていた商品も流されてしまったのですが、避難する際に使った配達車に積んであったわずかな商品だけが残ったので、避難所で配りました。

安全性について

 食に対しての安心・安全の観念から、当社では先端的衛生管理システムのHACCPシステム(ハサップ)の申請に向け取り組んでいるところです。HACCPとは、製品製造の全ての工程を区間管理し、そこに起こりうる生物的危害(食中毒の要因)、化学的危害(残存薬物)、物理的危害(異物混入)を分析しマニュアル管理をして安全な食品を提供するシステムですが、このことに取り組むことにより、さらに品質面はもとより従業員の自覚と誇りの向上にもつながるのではと考えています。

おすすめの菓子店のご紹介

 久慈市にある「沢菊」さんです。このお店のお菓子は和洋どちらも味・見栄えともに素晴らしいので、特に女性の方には受けると思います。